腎臓「働き」いろいろを知ろう

[監修]東京女子医科大学 血液浄化療法科 特任教授 土谷 健 (つちや けん)先生プロフィール

はじめにはじめに

腎臓とは

腎臓は体の腰のよりやや高い位置の背中側に、背骨を挟んで左右1個ずつあります。

右の腎臓は肝臓に押し下げられて、左の腎臓よりも少し低い位置にあります。

ソラマメのような形をしていて大きさはこぶし大(長径10〜11cm、短径5〜6cm、厚さ4〜5cm)で重量は120〜150g程度です。

腎臓の上にはホルモンをつくる副腎が乗っており、腎臓と一緒に腎筋膜という硬い皮膜に覆われています。

この腎筋膜の中には脂肪が豊富に含まれており、保温とクッションの役割を果しています。

このような構造により腎臓は大切に守られています。

腎臓病の1つにADPKD(常染色体優性多発性嚢胞腎)という遺伝性の病気があります。腎機能を低下させる遺伝性の腎臓病について、気になる方、知りたい方はここをクリック。